天然成分とは?
昔から人々はハーブや薬草などを使用して、細菌から身を守ってきました。私たちが施工に使用しているバクタクリーンは、まさに植物のチカラを利用してできています。
天然成分配合と聞いても、ピンとこない方に植物のチカラについてご紹介します。
除菌・抗菌作用のある植物
- クスノキ
衣類の防虫に使われる樟脳や、トイレの防虫、防臭剤などに使われる片脳油が取れる。
- シソ[紫蘇]
殺菌作用がある。シソ科の植物は、除虫や殺菌作用がある。ものが多い。
- チョウジ
抗菌作用、除虫作用がある。 チョウジ「丁子・丁字」は蕾を乾燥させたものです。消化促進・駆風に用いられ、防腐作用もあります。スパイスとして有名で、クローブの名前で流通しています。
- ドクダミ
殺菌・抗菌作用がある。乾燥させると匂いも減るが、効果も減る。悪臭のする生葉を火であぶり、腫れ物などに外用します。乾燥させた葉「十薬」は臭みが消え、便秘や高血圧の予防に煎じてお茶代わりに用います。
- ナンテン[南天]
生の葉は防腐・殺菌作用を持つ成分を含んでいる。お祝いで赤飯を他家へ配るとき、ナンテンの葉をのあしらう風習があります。これは「難を転じる」の語呂合わせで、実は生の葉には防腐・殺菌作用を持つ成分が含まれています。
- ヒノキ
精油はヒノキチオ-ルを含み、殺菌作用がある。日本特産種の常緑高木。針葉樹で、材木として最も多く栽培される一種です。内樹皮の繊維の槙皮を船や木製の風呂桶の詰め物としました。精油にはヒノキチオ-ルが含まれ、香料や皮膚病・口内炎などに外用されます。
- ラベンダー
蛾に除虫効果がある。殺菌効果や消毒作用などもあり、古くから治療などにも用いられていた。 抽出された精油は、香水・オーデコロン・入浴剤などの香料として用いられます。学名のLavandulaは、「洗う」の意味で、ヨーロッパでは葉や花を浴湯料として、リウマチ・腰痛などに用いられています。
- ローズマリー
樟脳と同じ成分が含まれており、除虫効果がある。衣装ケースなどに、オイルを使って作成した匂い袋(サシェ)を入れ、虫よけに使用する。 地中海沿岸原産の常緑低木。料理などに用いられますが、芳香のある精油はロスマリン油の名で、皮膚病の治療に用いられていました。
その他 防虫・防腐作用のある植物
- ユズリハ
樹皮・葉を煎じ、犬や猫の駆虫剤として外用された。
- ホップ
ビールの苦味と防腐に利用されている。
- ペニーローヤルミント
除虫効果があり、ドライにしてペットのノミよけや消臭などに使われる。
- ヒガンバナ
地下茎に毒があるため、ねずみやモグラを防ぐ。あぜ道などに植えられていた。
- バジル
葉の強い芳香は蚊よけの効果がある。
- タイム(タチジャコウソウ)
蚊や蝿、ダニなどに除虫効果がある。殺菌や防腐作用もあり、古来よりソーセージや肉の保存に利用された。南ヨーロッパ原産の香料植物で、タイムと呼ばれ主にハムやソースに用いられます。殺菌作用が強いので、食品の防腐剤としても利用されています。
- コショウ[胡椒]
防腐作用がある。肉の防腐や防臭に利用され、古来ヨーロッパでは、高値で取引された。
- シロバナムシヨケギク(除虫菊)
殺虫作用がある。花にピレトリンという成分が含まれ、殺虫剤や蚊取線香の原料となります。戦前まで盛んに栽培・生産されましたが、合成品の出現により激減した植物です。
- セージ
肉の防腐作用、臭みを取るなどの効果を持つ。ソーセージに用いられている。
- ゼラニウム
蝿などに除虫効果がある。
- チャイブ
アサツキの仲間。アブラムシを忌避する。
- トウガラシ[唐辛子]
防虫、防腐作用がある。乾燥させた赤唐辛子を米びつに入れ、虫よけに使用した。キムチはこの防腐作用を利用している。