気になる身体への影響
電磁波の意味と性質
「電場」と「磁場」は、性質が異なるものであり、どちらも身体への影響が懸念されています。
気になる身体への影響については、現在のところ、次のように考えられています。
■「電場」による身体への影響
人間や動物の神経間には、生体電位というものが働いています。この生体電位によって、栄養分を送るといった細胞レベルの情報伝達が行われていますが、その電気信号に「電場」が影響を与えると考えられています。このほか、人間が本来持っている皮膚上のバリアに「電場」が悪影響を及ぼし、様々な皮膚のトラブルを発生させると言われています。
このため、「アース」によって電化製品等からの電場を逃がし、身体に寄せ付けない対策が必要です。
■「磁場」による身体への影響
磁場は波打ちながら、まるでドリルで穴を掘っているように進み、厚い壁さえも貫通してしまいます。磁場は電化製品の誤作動の原因になります。
電化製品に影響が大きいということは、精密機械ともいうべき人の身体にも様々な影響を与えているものと考えられています。ただし、磁場の届く範囲は、それほど遠くありません。おおよそ30㎝以上離れれば、影響は極端に軽微になります。
したがって、磁場の身体への影響を避けるには、磁場を発生している製品から身体を一定程度遠ざけることが有効な対策になります。例えば、携帯電話を頭につけて使用せず、イヤホンをつかって本体を身体から30㎝以上遠ざけておく、といった対策が有効です。