海に微小プラスチックの有害物質

穏やかな海の景色が心が和みます。
紙上です。
しかしその海が世界中で汚れています。
塩からだけじゃなく生物からも、有毒な化学物質が、付いたマイクロプラスチックを体内に取り込んでいます。
海の微小なプラスチックゴミ
マイクロプラスチックにもともと含まれていたり表面に吸着されたりした有害物質が 海洋の生物の体内に取り込まれ生殖器官などに蓄積することを東京農工大などの研究グループが野外調査と室内実験で11日までに確かめた。
マイクロプラスチックが有害物質を生物体内にはこぶ経路となっている人間を含めこのような形で体に入れる影響を詳しく調べる必要があると指摘した。
プラスチック粒子に含まれる有害物質は生物の体内に蓄積することが懸念されていたが詳しいことがわかっていなかった。
大量のプラスチックゴミはマイクロプラスチックが漂着した海岸で貝の一種いそはまぐりやムラサキヤドカリなどを採取体内の有害物質濃度を分析し島内のプラスチックゴミがほとんどない地域で採取したものと比較した汚染が激しい地域のムラサキヤドカリ殻はマイクロプラスチックが体重1キログラム当たり最大482個も見つかった。
非汚染地区の個体では、ほとんど見つからなかった体内の肝膵臓という臓器からプラスチックを燃えにくくするために加えられる毒性の強い臭素系難燃剤の一種が高濃度で検出された有害なポリ塩化ビフェニル(PCB)の体内濃度はヤドカリもイソハマグリも高かった。
グループは海水中のPCBなどの汚染物質を吸着させたポリエチレン微粒子を使い室内実験した。
微粒子を入れた水で ムラサキ貝を飼育すると 一旦体内に取り込まれた微粒子は実験開始から24日後にほとんど排出されたが生殖器官中の pcb 濃度が高いことが判明。
pcb 粒子 から溶け出して移行、蓄積したことが分かった
*神戸新聞より
*マイクロプラスチック
大きさが5ミリ以下の 微小なプラスチックゴミとして海に流れ込んだ包装容器などのプラスチック製品が壊れて細くなったものが多い東京湾で採取したカタクチイワシ東京湾や沖縄の二枚貝などに蓄積していることが分かっている。
海外では市販の魚介類から見つかったでもある環境中の有害物質を吸着する性質があり 誤飲した鳥や魚などへの影響が懸念されている。
微小なものを含む海のプラスチック汚染対策は今月の 20カ国地域 (G20) エネルギー・環境省会合や G 20首脳会議で大きな議題となる