那須裕史です。
今年に入ってすぐにしばらく一緒に仕事をしていたベテランの大工さんが引退されました。
身体の調子が悪くなり入院して復帰を諦めて引退を決意されたそうです。
もう少し一緒に仕事をして色々と教えて頂きたかったのですが68歳と高齢の為無理を言えず只々残念です。
和室の造作など柱を加工したり難しい作業はお手の物。
昔からの技術は今の世代の人らは知らない事も多いので一緒に作業して教えてもらいたかったです。
昔から研ぎものが好きでノミやカンナはいつもピカピカ。
一度ノミを貸してもらった事がありますが、めちゃめちゃ切れる。
自分のとは大違いでまだまだだなと思い知らされました。
これくらい研げるようになったらかなり自身が付くだろうなと思います。
そしてそして、引退される前に話をしていた時に大事にしているノミがあるんだという話を聞いていました。
それを近々自分にくれると言ってくれました。
初めはビックリして「そんな良いもの貰えません。」と言ってしまったのですが、「裕史君ならあげてもいい。これから頑張って大事に使ってくれるやろしこれからの成長期待しているよ。」と言ってくださいました。
言葉では表せれないくらい感謝の気持ちでいっぱいです。
先日社長と別のベテランの大工さんにノミを見てもらいました。
2人とも同じことを言ってたのが、かなり高価なものやで。
大事に使いなよ。と
まだまだノミ研ぎも練習段階なのですけど早くこのノミを使い、また同じくらい研ぎ直せるようにしていきます。
ありがとうございました。
Posted on 2019年3月8日 by 那須裕史 Categories スタッフプライベートブログ